1984年、神奈川県川崎市生まれ。2010年東京藝術大学大学院美術研究科修了。2016年から同大学工房非常勤講師。
大学生の頃、鳥人間コンテストに参加しパイロットとして空を飛ぶ。わずかに存在する風に飛行機が翻弄された経験から見えない風を可視化する作品を作り始める。
一方で、大学院修了後の2010年、NHKにカメラマンとして就職し福島局配属となる。東日本大震災の際はフライトによって津波から助かった一方、仙台平野を襲う津波をヘリコプターから空撮中継。その後福島県内にて津波被害、原発事故の取材を続ける。生活するために必要なエネルギーがどこから来ているか無関心に過ごしてきたことに衝撃を受けた。
これらの経験から見えない存在の可視化、エネルギーと自然の関係性を問うことを、風というモチーフをテーマに様々な視点から試みている。
主な展示・活動は、「福島桜紀行」(2016/PFFアワードノミネート)、六甲ミーツアート(2018/兵庫)、Vermont Studio Center Artist in Residence(2020/USA)、中之条ビエンナーレ(2021/群馬)など多数。